カイザークーゲルフップ〜ドイツのパン〜2020.07.25
カイザーとはドイツ語で「皇帝」
このパンは、皇帝の異名を持つパンです。
貴族に好まれたパンだけあって、壮絶なまでにバターをたっぷり使いますよ。今回は、王侯貴族に愛されたパン
「カイザークーゲルフップ」の特集です!
それは王侯貴族たちが愛したパン
カイザーグーゲルフップフは、18世紀の王侯貴族が愛したパン
まるでシフォンケーキのような、デザインの中に
刻んだチョコレートやアーモンド
ラム酒漬けのレーズンや、くるみが生地に散らしてあって
とっても華やかなパン。
カイザーという名にふさわしい
皇帝を思わせる風格が、このパンからは感じられますね。
フランス王妃、マリーアントワネットもこの菓子パンを、こよなく愛していたとか。アントワネットがオーストリアから嫁入りした時に、フランスに持ち込まれたという説もありました。
毎朝、王宮で食べていたと言われるほど、大好物のパンだと聞いています。
クグロフは今でもオーストリア、スイス、ドイツ、フランスのアルザス地方の菓子パンとして、ヨーロッパ諸国のお茶の時間に食べられているのです。
クーゲルフップフの語源をたどる旅
さて、クーゲルフップフの語源を、辿ってみました。
1つめの説は、ドイツ語が語源説。
【1.ドイツ語が語源説】
クーゲル→僧侶の帽子
フップフ→酵母
「僧侶の帽子に似た酵母」という意味があり、これが語源になった説があります。
【2.クゲルという陶器の職人説】
フランスのリボヴィレに住んでいたという、クゲルという名の陶器職人から、名前がつけられた説。
この2つの説が、語源としては有名な説のようです。
王冠のようなパン
クーゲルフップフの特徴といえば、やはりこの王冠のようなデザインでしょう。
フランス、アルザス地方のシンボルである、「王冠のマーク」からデザインされた、という説もあるそうですよ。
アルザス地方では、このクーゲルフップフ(フランスでは、クグロフ)を、日曜日の朝に焼きます。フランスでは、すこし贅沢な菓子パンなのです。
アルザス地方の白ワインと合わせて飲むと、エモ美味しい味なのでした。
オーストラリアでは、このクーゲルフップフを焼くための型が、どの家庭にもあるのだとか。伝統的なクーゲルフップフは、ラム酒漬けの干しぶどうとアーモンドが散りばめてあります。
ノスタルジックな魅力のある、スイーツパン「クーゲルフップフ」
ドレスのフリルのようなビジュアルは、まさにティータイムの主役。
婚礼の引き出物や、プレゼントにもぴったりの洒落たスイーツは、日本でも人気上昇中です。ぜひ、いちど召し上がってみてくださいね。
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