日本発祥のパン〜銀チョコの秘密〜
  1. 日本発祥のパン〜銀チョコの秘密〜

世界のパン図鑑

日本発祥のパン〜銀チョコの秘密〜2018.02.03

不動のロングセラーパン、銀チョコロール
略して、銀チョコ。

コンビニで今も見かけるノスタルジックなこのパンは、いろんなパン会社から販売されていますよね。今回は昔懐かしレトロパン、銀チョコの特集です!

銀チョコの発祥は、九州だった

銀チョコの元祖はどこなのか?
調べてみたところ、九州にある創業70年の老舗パン屋「ドンバル堂」さんが、銀チョコの発祥であるという説が有力でした。
未だに銀紙(アルミホイル)に包まれたレトロな風貌に、昭和の香りを感じますね。

銀チョコ、その名前の謎

「銀チョコロール」の名前の由来ですが

銀紙に包まれたチョコパン→銀チョコ

というのが、有力な説のようです。
それではなぜ、銀紙に包まれているのでしょうか?

なぜ銀紙包装なのか

板チョコもアルミホイルに包まれていますよね?
アルミホイルは熱を反射します。諸説ありますが、少なくともチョコレートが銀紙で包まれている理由はこうでした。


・虫よけのため
チョコの甘い香りに誘われて、虫が寄ってくるのを防ぐため。アルミでくるんであれば、虫よけになりますよね。

・熱でチョコが溶けるのを防ぐため
アルミ箔は熱をはね返す働きがあります。チョコは少しの熱でも溶けてしまうので、それを防ぐための働きもあります。

・チョコの香りを保つため
できるだけ長期間、チョコの香りを保つためには、空気がじかにチョコに触れさせないようにする必要があります。アルミ箔で空気を遮断すれば、香りを保つ事ができるのです。

こういった事が、おもな理由のようです。
疲れた時に、あのチョコのかかったクリームのパンを思い切り頬ばると、おいしくてほっこりしますね。独特の銀の包装が、昔なつかしく、たまに食べたくなります。休憩のおやつにピッタリですね。

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