デニッシュ特集vol.1〜デンマーク発祥のパン〜2016.12.16
サクサク食感とバターの香りが広がるデニッシュパン。
デニッシュパンは英語でデニッシュ、つまりデンマークのパンという意味になります。
今回はデニッシュパンについてお伝えしようと思います。
デニッシュパンとクロワッサン
日本ではデニッシュパンという言葉に馴染みがありますが、デンマークでデニッシュパンはどう呼ばれているのでしょうか?
デンマークでは「ヴィエナブロー」と呼ばれています。これは「ウィーンのパン」という意味になります。
この語源の通り、デニッシュはウィーンで生まれ、デンマークで広がりました。
クロワッサン特集のところでも紹介していますが、フランスではクロワッサンやパイなどの菓子パンは「ヴィエノワズリー」と呼んでいて、この「ヴィエノワズリー」も「ウィーンのパン」という言葉の意味があり、
ウィーンから伝わってフランスで発展していきました。
つまりデニッシュもクロワッサンも故郷はウィーンです。
どおりでクロワッサンとデニッシュはよく似ているわけですね。
デニッシュパンの起源
ウィーンは13世紀から650年ほど続いたハプスブルグ帝国の帝都として発展を繰り広げ、芸術や音楽において常にヨーロッパの中心でした。パンも同じようにおいしいパンができれば、近隣諸国に広がっていきました。
ウィーン生まれのマリーアントワネットがフランスに嫁ぎ、
ブリオッシュ(ヴィエノワズリーのひとつ)をフランスや近隣諸国に伝えたと言われています。
デニッシュパンも同じくウィーンで生まれ、1850年ごろデンマークで発展していきました。
デンマークでは誕生日を迎えた子供が自分をかたどったデニッシュペストリー
「カイヤマン」を用意する習慣があります。
幸せのおすそ分けとしてお友達や家族にふるまうそうです。
デンマークのデニッシュパン
デンマークではデニッシュにチョコレートやジャム、カスタードクリームをトッピングしたり、デニッシュの生地をらせん状に巻いた「クリンゲル」というパンがあります。
クリンゲルは日本のパン屋さんにもよく売られています。
他にもりんごやブルベリーなどのフルーツがのっていて、デンマークで売られている
デニッシュパンとそんなに違いがなさそうです。
サクサクの食感の生地にクリームとフルーツの組み合わせはほとんどスイーツですね。
食後にコーヒーや紅茶と一緒に食べてほっと一息つきたくなります。
お茶会にフルーツののったデニッシュをお皿に並べて出せば、テーブルが華やかになりそうです。
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