クイニーアマン〜フランス発祥のパン〜2018.07.09
クイニーアマンは、フランスブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子。
サクッとした香ばしい表面に、スイートなカラメル。バターの芳醇なあじわいに特徴があります。
このクイニーアマン。

実は「パン屋さんの失敗から生まれたパン」なのです。そこには一体、どんなドラマがあったのでしょうか?
今回はドラマティックに誕生した、クイニーアマンの特集です!
バターの菓子、という意味を秘めたパン

クイニーアマンという名前、実はフランス語ではありません。
フランスのブルターニュ地方に伝わる言語「ブルターニュ語」が語源でした。
クイニー=お菓子、ケーキ
アマン=バター
という意味がありました。
パンと焼き菓子の中間に位置する、独特のスイーツです。
失敗から誕生!クイニーアマン

1860年、ブルターニュ地方では小麦粉が不足し、バターがなぜか豊富にありました。
そんな状況の中で、あるパン屋さんが「小麦粉400g、バター300g、砂糖300g」という、通常よりバター多すぎな配分の生地を作り、そのまま放置してしまいました。
うっかりバターを溶かしてしまったパン屋さん、「捨てるのはもったいない!」と思い立ちました。生地をのばす、練る、のばす、ねる。を繰り返し、焼いてみたところ、とてもおいしいパンが誕生したのです。
これが世界初の、クイニーアマンとなりました。
「失敗は成功のもと」とは、このことですね。
プロポーズに贈られたパン

ブルターニュ地方発祥のパンの中でも、最も歴史が古いと聞く、クイニーアマン。
現地には、ロマンティックな伝説がありました。
時は19世紀、男性が女性にプロポーズする時、このクイニーアマンを贈る伝統があったそうです。なんだか、ハッピーになれそうな伝承ですね。
本場にはホールサイズのパンもある!

本場フランスのブルターニュ地方では、直径30センチのホールケーキサイズのクイニーアマンから、食べやすいポケットサイズまで、たくさんの種類のパンが販売しているそうですよ。
パイのようにサクサクだったり、弾力のある生地だったり。店により、個性ゆたかなクイニーアマンが存在していました。
いちど本場にて、スイーツのようなクイニーアマンを食べ比べてみたいですね。
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