イタリアの父の日スイーツ!ゼッポレ2020.09.05
イタリアでは父の日に、『ゼッポレ』と呼ばれる
揚げシュークリームを食べてお祝いします。
この国では、毎年3月19日が『父の日』と決まっています。
この日はキリストの義父サン・ジュゼッペが生まれた日。別名『聖ヨセフの日』です。今回は、父の日を祝う揚げシュークリーム『ゼッポレ』の特集をお届けしましょう!
揚げ物屋から生まれたシュークリーム
たっぷりのカスタードクリームに、果実のシロップ漬けを乗せた、揚げシュークリーム「ゼッポレ」
正式名称は「ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ」です。
長い名前ですね〜! クリームの上に乗っている果実は「アマレーナ」。聞きなれない言葉ですが、イタリアのブラックチェリーです。
「イタリアの味」と謳われるほど、イタリアでは定番の果実。シュー生地の上に、このアマレーナを添えれば、華やかなスイーツパンの誕生です。
シューの上には粉砂糖がかかっていて、生地はふわふわ。
クリームはトロトロで、夢のようにおいし〜!
ゼッポレは、イタリアの中でも地域によってデザインが違います。
サーターアンダギーのような形や、ドーナツ形、ミスドのフレンチクルーラーのようなビジュアルまで。バリエーションが豊富にありました。
年中食べられる父の日スイーツ
聖ヨセフの日に食べられるという、伝統菓子ゼッポレ。
ヨセフはマリア様の夫で、キリストの育ての親のこと。イタリアには「ジュゼッペ」さんという名前の人が、たくさんいるそうですよ。憧れの名前なのかもしれませんね。
記念日となったヨセフさん。
職業、大工さんだったのですが、副業で「揚げもの屋」もやっていたとか。聖人と呼ばれる人は、けっこう庶民的で働き者だったんですね。聖ヨセフの日。
ビックリなことに、ヨセフさんが揚げもの屋だったから、揚げシュークリームが聖ヨセフの日のスイーツに決まったんだそうですよ。自然に揚げシュークリームの油を切っている、ヨセフさんの姿が浮かんできました。
ちょっと、かわいいですね。
揚げ物屋ヨセフ、ドーナツを揚げる
そんな想像をしていたら、リアルに文献がでてきました!
かつてヨセフさんは、妻マリアとキリストを連れてエジプトへ逃げたのち、家族を養うためにドーナツを売っていたという伝承がありました。まさに、リアル案件だったんですね。
本場のクリームは、垂れて流れる心配もないほどの、しっかりしたカスタードクリーム。かわいくデコレーションされた、ゼッポレ。愛とカロリーたっぷりの、スイートなパンなのでした。
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