ピタパン特集vol.1〜中近東発祥のパン〜
  1. ピタパン特集vol.1〜中近東発祥のパン〜

世界のパン図鑑

ピタパン特集vol.1〜中近東発祥のパン〜2016.08.31

ピタパンは、地中海沿岸、中東、北アフリカなど中近東で主に食べられている直径20センチくらいの平たく円形のパンです。歴史的に有名なエジプトやメソポアミヤの地域で発祥した世界で初めてのパンは、無発酵の平たいものでしたが、このピタパンは今でも原形を留め、平焼きパンが食べられています。

ピタパンの名前の由来

「ピタ」とはヘブライ語でアラブのパンという意味です。ギリシャ語では「ピタ」はブレクのようなパイやケーキをも指します。イタリアではピザの語源となったとも言われています。エジプトで古くから愛食されてきたピタパンが周辺国に広がり、様々な変化をしていったようですね。英語圏の国々でピタパンは、ポケット状の空洞が特徴的なのでポケットパン(pocket bread)と呼ばれ親しまれています。

ピタパンの作り方

一般的なピタパンの作り方は、小麦粉に水、塩、砂糖を加え、一時間ほど発酵させ、300度くらいの高温のオーブンで一気に焼きます。オーブンから出すと大きく膨らんた生地の中にポケット状の空洞ができます。

ピタパンの食べ方

半分に切ってポケット状の空洞に卵や肉、野菜などを挟んでサンドイッチのようにして食べます。パン生地が肉汁を吸って、旨みのある器になってくれます。一口サイズで、手軽に食事を済ませたい時や間食にも丁度いいです。ピクニックのお供にしてもいいですね。

本場中近東では、煮豆や豆の揚げ団子などを入れて食べるのが好まれているそうです。
エジプト旅行で、夜地元のレストランでワイン片手にピタパンをパクリとかじりつく…。想像するだけでヨダレが出てきてしまいます。まず近所でピタパンを食べれるお店を探そうっと!

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