ナン特集vol.2〜インド人はナンを食べないらしい〜2016.10.11
前回の記事『ナン特集vol.1〜中央アジア発祥のパン〜』では、ナンは今から約7,000~8,000年前から食べられている世界最古のパンだと紹介いたしました。
・ナン特集vol.1〜中央アジア発祥のパン〜
カレー発祥のインドでは、ナンにカレーをつけて多くの食卓で日常的に食べられているようにイメージしますが、よく調べてみるとインド人はナンを食べないらしいです。特別な日などに高級レストランへ行って食べる高級料理の位置付けだそうです。
タンドール窯が家庭にない
ナンは大きなタンドールという窯の内壁に発酵させた生地を貼り付けて焼いたパンです。現在この大きなタンドール窯を持つ家庭は少なく、インド人が日常的にナンを食べることはないそうです。また、インドにおけるナンの歴史を紐解いていくと、元々は北インドのパンジャーブ地方で食べられていた宮廷料理だそうで、今も高級レストランでしかナンは提供されていないそうです。旅行客が本場のナンを求めて、インドに行っても庶民的レストランや屋台では食べることができないのです。
チャパティが食べられる
では、全くインド人はナンを食べないのか!というと、ナンは食べませんが、ナンに似たチャパティというものが日常食です。日本人にとってのお米みたいなものですね。
まず、チャパティは精製小麦粉を使用するナンとは違い、全粒粉で作ります。この精製小麦粉と全粒粉で大きな価格差があるようです。また、ナンより低カロリーでヘルシーという点もあります。そして、チャパティは、小麦粉を水で練って、フライパンや鉄板を使って焼くので、タンドール窯を使うナンより調理が楽なのです。
なるほど、それならインド人がナンを食べない理由がわかります。
厳密に言えば、ナンもごく稀に食べるけど日常的にはチャパティというナンに似たものを主食として食生活を送っているということです。
勉強になりました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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