アガラサー〜沖縄発祥のパン〜
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世界のパン図鑑

アガラサー〜沖縄発祥のパン〜2019.03.21

アガラサーは、沖縄の黒糖蒸しパンです。
ふんわり、モチモチとした食感で、黒糖の甘さひろがる素朴なスイーツパン。今回は懐かしおいしい! 沖縄の味、黒糖アガラサーの特集です。

どんな意味を持つの?アガラサー

アガラサー、この言葉の意味はなんでしょうか?
実は「蒸す」「蒸しカステラ」という意味がありました。

蒸し器を使ってつくるスイーツの事も、アガラサーと言うんだそうですよ。沖縄って 独特の文化を感じて心底おもしろいです。

他の説として「甘粕」がアガラサーになった。という伝承もありましたよ。沖縄では、とても有名な郷土パンの一つです。

沖縄の島であじわう、おいしい黒糖

ちなみにサーターアンダギーは、サーター(砂糖)アンダ(油)アギー(揚げ)で、「砂糖を油で揚げたもの」もしくは

「砂糖の天ぷら」という意味があるのだそうですよ。

沖縄はさとうきびが名産なので、黒砂糖をうまく使ったお菓子がブレイクしたのでしょう。

アガラサーも昔は白い砂糖を使って作っていたそうです。黒砂糖が県外ウケもよく、体にもいいのでブレイクし、今の黒糖アガラサーへと進化していったのです。

黒糖はおこづかいの代わりに

沖縄には、独自の「黒糖文化」があります。
これがとても個性的でおもしろく、調べていくとこんな黒糖エピソードがありましたので、ご紹介しましょう。

【黒糖文化のエピソード】

・小さい頃、おこづかいの代わりに黒糖をもらってた。
・朝起きてぐずる子には、ミークファヤー(目覚めのお菓子として)黒糖をあげていた。
・沖縄では、客人にお茶うけとして黒糖をふるまう。
・今でもお年寄りのいる家庭では、縁側にでてサンピン茶と黒糖で、井戸端会議になる。
・沖縄のお年寄りは、若い頃、黒糖とサンピン茶をもって畑仕事に出かけていた。

こういった黒糖文化がありました。
沖縄では生活の中で、そっと寄り添うように黒糖があるのです。

まさかの法事料理!アガラサー

アガラサーは、沖縄の「法事料理」として、昔から作られているスイーツパン。

ふっくらと蒸した黒糖のパンは艶があり、食べればふんわり、もっちり! 自然な黒糖の甘みがおいしい、スイートなパンです。

戦後の小麦粉が流通していた時代に、小麦粉をおいしく食べるレシピの一つとして、アガラサーが誕生しました。

今は黒糖だけでなく、タンカンというミカンのような果物をミックスした「タンカンアガラサー」や、シークァーサーのアガラサーなど、バリエーションに飛んだアガラサーも、販売されています。

沖縄独特の優しいおいしさを、今も伝えるアガラサー。物産展などで見かけたら、ぜひ一度食べてみてくださいね♪

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高級パンを作り続けているパン屋カメリヤ