ドイツの伝統スイーツパン!シュネッケ
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世界のパン図鑑

ドイツの伝統スイーツパン!シュネッケ2020.06.05

シュネッケとは、ドイツ語で
「カタツムリ」の意味を持つパン。

日本のシナモンロールにも、ちょっと似ていますね
今回は、ドイツの伝統スイーツパン「シュネッケ」の特集です!

ドイツの伝統スイーツ、シュネッケ

シュネッケは、ぐるぐるの渦巻きデザインで
まるで「カタツムリ」のようなパン。
トッピングのバリエーションも豊富なんですよ。

【トッピング】

ケシの実、シナモン、ナッツ、カスタードクリーム、くるみ、ドライフルーツなど


いろんな果実の入ったバージョンがありました。他にも、アイシングやジャムがかかっているパンがあるそうですよ。どれも甘くて、おいしそう♪

ドイツでは黒パンなど、ガッチガチに堅いパンが多い中、シュネッケは、ふわふわのスイーツパンとして、人気のパン。

オススメは、やっぱり焼きたて!
コーヒーにもよく合う、スイートなパンなのです。

ドイツのパンの基本は、ライ麦!

ドイツのパンは、基本「ライ麦」
それは何故かというと、ドイツでは小麦を栽培するのが難しかったから。

小麦って、寒さに弱いんです。
ですから厳寒の地ドイツでは、小麦がうまく育たちませんでした。なので小麦の代わりに「寒さに強い」ライ麦を育てる事になったのです。

パンだいすき大国ドイツでは、基本的なパンの種類だけで1000種類はあると聞きます。この国では、じゃがいもが伝来する17世紀まで、食べ物の70%がパンでした。毎日毎日同じようなパンだと飽きてしまいますよね。

そのためにドイツでは、食感や味を変えてバリエーションを増やし、飽きないように工夫して食べていたのです。

小麦が育たない、厳しい寒冷地ならではの工夫、「ライ麦パン」
ドイツのパンは重くて、固くて、ちょっと酸っぱい。だからこそ、噛めば噛むほど、おいしい味わいが愉しめるのです。
個性派には、たまらない魅力なのでした♪

ヌスシュネッケとは

ドイツの定番菓子、シュネッケ。
シュネッケの中には、「ヌスシュネッケ」という種類のパンもありました。「ヌス」とはドイツ語で「木の実」という意味。

シュネッケに、くるみが入ったパンのことを
「ヌスシュネッケ」といいます。

粉末のくるみを生地に置いて、グルグルと巻き込んで作るのが特徴です。画用紙を丸めるような感じで巻いたら、糸を使って16等分にパスっと切ります。

それを並べてオーブンで焼いたら、できあがり♪
くるみの香りも優しくて、芳醇なあじわいが特徴なのでした。

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