北欧のおやつの時間〜フィーカ〜
  1. 北欧のおやつの時間〜フィーカ〜

世界のパン図鑑

北欧のおやつの時間〜フィーカ〜2020.04.24

「フィーカ」、それはスウェーデンの「おやつタイム」のこと。

「fika」は北欧、スウェーデンの言葉で、「お茶をする」という意味がありました。北欧には気心の知れた友人と、コーヒーや甘いスイーツ、パンを食べながらお話をするという習慣があります。

今回は、北欧のティータイム。「フィーカ」の特集です♪

コーヒー休憩の芸術

北欧のおやつ時間、FIKA(フィーカ)。
それは、長い冬をたのしく過ごすために、
家族や友人と「語らいの時間を持つための習慣」でした。

スウェーデンの人たちは、コーヒーが大好き。

実はコーヒーの消費量が、世界でもトップクラスなんですよ。
だからフィーカの時間も、コーヒーをあじわう人がたくさん。北欧らしい濃いめのコーヒーにぴったりの、甘いスイーツやパンといっしょに、フィーカの時間を愉しみます。

フィーカは、「スウェーデンのコーヒー休憩の芸術」とまで呼ばれるほどに、深い意味を持つ習慣なのでした。

北欧のみんな大好き、シナモンロール

北欧では、フィーカの時間に食べたい人気スイーツに、「シナモンロール」が選ばれていました。

北欧の人たちは、大人も子供もシナモンロールをよく食べます。
なんと国民的に大好きすぎて、「シナモンロールの日」まであるんですよ!

10月4日は、シナモンロール記念日です。

この日は「シナモンロールがおいしいカフェランキング」が発表されたり、国中でシナモンロールについて盛り上がります。なんだか、かわいいですね。

学校でも、職場でもFikaの時間がある

北欧では学校でも職場でも、フィーカの時間がありました。
午前10:00〜と、午後15:00〜の時間帯。1日に2回フィーカタイムがあって、お茶と焼き菓子やパンを食べながら、気の知れた友人達とくつろぐんですよ。ほっと一息つけて、リラックスできそうですね。

フィーカの伝統は、朝食と同じくらい一般的になっていて、「フィーカのない人生は考えられない」と言われるほど、仕事や作業の合間のティータイムは、大切な癒しの時間なのです。

北欧の夜は長い。だからフィーカ

北欧の夜は、あまりにも長い。

なんと、お昼の15時から、もう夜がはじまるのです。
15時には暗くなってきて、16時にはもう真っ暗。あまりにも長い夜だから、夕食の後にも、「とりあえずフィーカしよう」という声が聞こえてくるのです。

朝、昼、夜のフィーカ。北欧の人たちはシナモンロールの他に、どんなスイーツを食べているのでしょうか?

ラズベリーのハロングロットル

フィーカの時に食べる、人気のお茶菓子のひとつに「ハロングロットル」があります。

これは、ラズベリージャムのクッキーのこと。
しっとり&ほろほろとした儚い食感の生地に、甘酸っぱいラズベリージャム。とってもおいしい、素朴なスイーツです。

珈琲にも紅茶にもあいそうな、ルビー色のクッキー。かわいいですね♪


いかがでしたでしょうか?
北欧のおやつの時間「フィーカ」

スウェーデンの人たちは、1日の中で意識的に休憩時間をとって、こころをリラックスさせる時を、大切にしています。
ほっこりできる、素敵な習慣ですね♪

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