パンツァネッラ〜イタリア発祥のパン〜
  1. パンツァネッラ〜イタリア発祥のパン〜

世界のパン図鑑

パンツァネッラ〜イタリア発祥のパン〜2019.04.18

今回は、夏のイタリアサラダとして人気の
パンサラダ「パンツァネッラ」をご紹介しましょう!

サッパリした味わいが魅力の、パンツァネッラ。イタリア、トスカーナ地方発祥の料理で、固くなったパンをオーブンでカリカリにして、彩り華やかなサラダと混ぜて、いただきます! 今回はカラフルなパンサラダ、パンツァネッラの特集です!

簡単なのに豪華!映えるパンサラダ

パンツァネッラは、イタリア人の家庭料理。
「カチカチに固くなったパンを、おいしく再利用するために生まれた」という、アイディア料理です。

ですから、この料理はふわふわのパンよりも、固〜いパンの方がおいしく仕上がります。暑い季節にもサッパリ食べれる、パンツァネッラの作り方はこちらです!

【パンツァネッラのレシピ】

1.トマトは食べやすい大きさにカット。パプリカは薄切りにする。
キュウリはランダムにピーラーをあててから5mm程度の小口切りにし、塩をふる。

2.玉ねぎを薄切りにする。水にさらし、水気を切っておく。

3.1と2を混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間冷やしましょう。

4.固くなったパンかバゲットを、2cmの角切りにする。
トーストしてキツネ色になったら取り出す。冷えたら塩とオリーブオイルで下味をつける。

5.全部を混ぜ合わせる。
仕上げにバジルを飾りましょう。

火を使わず、混ぜたりカットしたりするだけの料理なのでカンタンですよ。
スッキリおいしいので、オススメの逸品です♪

イタリアの夏バテ防止クッキング

パンツァネッラは、イタリアの夏バテ防止料理。
夏の風物詩ともいわれる所以は、このカラフルで目にも鮮やかな色彩にあるのだと思います。キレイですよね。

パンツァネッラの歴史は古く、なんと16世紀の書物に記述がありました。
。メディチ家のフィレンツェ公コジモ1世の宮廷画家として活躍した「アーニョロ・ブロンズィーノ」の言葉です。

彼が「トーストを入れた油と酢と玉ねぎを賞賛し、後に玉ねぎ、スベリヒユ、キュウリのサラダについて語った」との文献が残っていました。

これが「パンツァネッラ」であったと、後世において解釈されています。パンツァネッラは、1500年代から存在していたんですね! 歴史深い料理であることが伺えます。

200年前にトマトが加わった! おいしいレシピ

イタリア、トスカーナ地方の夏は、アツイ!!
どのくらい暑いかというと、日中は体温を超えるほどの気温が連日つづく暑さです。

そんな猛暑の中、サッパリとした「パンツァネッラ」が人気で、中世から受け継がれてきた、というのは納得のいく事のような気がします。私なら、アツイ日は火を使いたくないですから。

真夏日にカンタンで豪華に映えるパンサラダは、日本でいえば素麺のような立ち位置だったのでしょう。スッキリ爽やかな口あたりのパンツァネッラは、今もアツイ夏に人気の料理。

サラダにパンという組み合わせが、意外にも絶妙においしかったのでしょう。貧しい中世一般層の間で、郷土料理として長く受け継がれるレシピとなりました。

200年前にトマトがイタリアに伝来された際、オリジナルレシピにトマトが加わり、より華やかな彩りへと進化したのです。これからの暑いシーズン、オススメのパンレシピなのでした。

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