ベラベッカ〜フランス発祥のパン〜2018.12.20
クリスマスの夜、静かに楽しみたいパンといえば
思い浮かぶのは、シュトーレンですよね。
ところが世界には、他にもクリスマスを彩る伝統的なパンがありました。今回、ご紹介するパンは「ベラベッカ」。フランス、アルザス地方で冬に食べられるという、ドライフルーツいっぱいの贅沢なパンです。
フルーツいっぱいの贅沢なパン
ベラベッカは、洋梨、ナッツ、いちじく、アプリコットなどドライフルーツをぎっしり混ぜて、スパイスを加えて焼いた、大人なあじわいのパン。
フランス、アルザス地方の言葉で、パンドポワール。「洋梨のパン」という意味があります。
キルシュという、さくらんぼのお酒を使って焼き上げているので、芳醇な香りがしますよ。これだけドライフルーツがゴロゴロはいって愉しめるパンも、なかなか珍しいのでは?と思います。
封じ込められたフルーツの数々
ベラベッカは、その名の通り洋梨がはいっていますが、他にもたくさんのドライフルーツが、生地の中に封じ込められていました。
・レーズン
・イチジク
・プラム
・ドライフルーツ
・ナッツ
・アーモンド
・ピスタチオ
随分たくさんのドライフルーツが、入ってるんですね。
木の実がゴロゴロはいっていて、生地のつなぎは少量しかはいっていません。なので、とても濃厚で深い味がたのしめるのです。
聖夜を彩るフランスのパン
クリスマスシーズンならではのパン、ベラベッカ。
本場フランスでは薄くスライスして、ワインや紅茶、コーヒーと食べます。カットしてからもけっこう日持ちがしますよ。むしろ何日か熟成を重ねたパンの方がおいしいので、じっくりと味わいたいパンなのです。
また現地では、新年のパン。年賀のパンとしても愛されており、新年の挨拶がわりに手土産として持っていく風習もありました。
今年は伊勢丹がクリスマスのパンとして、ベラベッカを推していることもあり、少しメジャーになってきました。毎年、海外のクリスマスパンが、どんどん入ってきますよね。
ベラベッカは、どちらかというとケーキに近いパンなので、おいしい紅茶と合わせて、クリスマスの夜を彩ってみてはいかがでしょうか?
ビジュアルにインパクトがあるので、プレゼントにしても喜ばれそうですね。
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