ヌスボイケル〜オーストリア発祥のパン〜2018.07.20
音楽の都ウィーン。
実はパンの都でもあるのです。
今から300年以上の昔、まだハプスブルグ家が華やかに活躍していた時代がありました。ここで多彩な匠が生まれ、匠の手により多彩なパンが誕生しました。
今回は、オーストリアのパン「ヌスボイケル」の特集です!
ナッツの入った曲がったお菓子

ヌスボイケルって、すごいインパクトの名前ですよね。
「ヌ」で始まる食べ物って、あまりないと思います。この変わった名前のヌスボイケルには「ナッツの入った曲がったお菓子」という意味がありました。
ヌスボイケルを直訳すると
ヌス=はナッツ
ボイケル=スキーのボーゲン
という意味もありますよ。
スキーのボーゲンとは、スキー板をハの字にしてターンするテクニックのこと。三日月の形に特徴があるパンです。
木の実がぎっしり!贅沢なパン

日本ではあまり馴染みのないパン、ヌスボイケル。
実はドイツやオーストラリアでは代表的なパンでした。
このパン、外側は卵黄が塗ってあるのでキラキラと食欲をそそる光沢があります。色はおいしそうなキツネ色。
割ってみると、いろいろな木の実がぎっしりと詰まっていました。中は木の実やヘーゼルナッツ、クルミなどがたっぷり。
「こんなにおいしいとは、思わなかった」という感想があるそうです。
とてもリッチなスイーツパンなので、意外にも日本人ウケする味だという感想が多くありました。味、とても気になりますねー。
オーストリアの王朝文化が残る街

オーストリア、ウィーンといえば、650年も栄華を誇った「ハプスブルグ家」の文化が、今も息づく街。
宮殿や王宮といった、ゴージャスな王朝文化の残り香が、今も強く感じられます。
それは食文化も同じこと。
ハプスブルグ家は基本「スイーツ好き」。このスイーツみたいなパン、ヌスボイケルが流行ったのも、わかる気がしますね。
ウィーンは「パンの都」とも呼ばれるほど、パンを愛する民族。おしゃれなカフェ文化も強く残っているので、絵画のように美しいカフェがたくさんありました。
アンティークな宮殿めいた建築の中で、朝からおいしい「ヌスボイケル」なんて贅沢ですね。
旅とともに味わってみたい、パンでした。
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