テーブルロール〜アメリカ発祥のパン〜
  1. テーブルロール〜アメリカ発祥のパン〜

世界のパン図鑑

テーブルロール〜アメリカ発祥のパン〜2018.07.31

テーブルロールとは
食事の時に食べる、小さなパンのこと。

日本発祥のパンにみえて、実はアメリカのパン。ブリオッシュロールと呼ばれることもあります。
毎日見かけるパンなのに、意外とロールパンの由来って知らないですよね。今回は、テーブルロールの秘密について迫ります!

アメリカ最古のホテルから発祥したパン

アメリカで最も歴史のあるホテル「オムニ・パーカーハウス」
テーブルロールの原型は、ここから生まれました。

このホテルで働いていたドイツのパン職人、ワード氏がつくったパン「パーカーハウスロール」。このパンがホテルのディナーブレッドとして高く評価され、日本に渡りました。
このパンがいつしか「テーブルロール」に進化していったのです。

パーカーハウスロールは三日月の形

テーブルロールの元祖、パーカーハウスロールは日本のロールパンとまったく違うデザインをしています。

三日月の形で、中に挟めるタイプのパンになっています。
サンドイッチとして使われることも多いのだとか。これはこれで、とてもおいしそうです。

世界のロールパン

世界には、たくさんのロールパンがあります。
日本のパン屋さんに売っているのは、丸くて小型なロールパンですよね。全くデザインも味もちがう、世界のロールパン。ご紹介いたしましょう!

中国のテーブルロール

【花巻(ホアジュアン)】

中国のテーブルロール。小麦粉をつかった蒸しパンのようなもの。
花の字には模様の意味もあり、渦巻きのような形に特徴があります。

デンマークのテーブルロール

【ギフラ】

あっさりした塩味のテーブルロール。オープンサンドイッチにして朝食にされることが多い。

オーストリア

【ザルツシュタンゲン】

ドイツのテーブルロール。
ザルツは「塩」、シュタンゲンは「棒」という意味がある。お酒のおつまみにも、おいしいパン。

メキシコ

【ボリーヨ】
メキシコのテーブルロール。
パンの表面がパリパリとおいしい。花の彫刻、パンフラワーの材料になることもある。

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