ピロシキ特集vol.1〜ロシア発祥のパン〜2016.10.25
ロシア料理の代表とされるのがボルシチ、ビーフストロガノフ、ピロシキなどが挙げられますが、今回の世界のパン図鑑は、ロシア料理に名を連ねるロシア人の国民的パン『ピロシキ』に注目していきたいと思います。
ピロシキの歴史

ピロシキは、ロシア・ウクライナ・ベラルーシの三国で幅広く親しまれている惣菜パンで、ロアシアでは写真のように街頭のあちこちでピロシキの出店を目にします。東ヨーロッパの方にとってピロシキは、日常生活はもちろん、結婚式やクリスマス、誕生日会、葬式、宗教的行事など幅広い場面で食べられています。日本人と違い、ロシア人の主食はパンなので、このピロシキを主食として500年も前から国民の食を支えてきたと言われています。
戦後に日本へ

ピロシキは戦後に日本へやってきたと言われており、1960年代には関西のパルナス製菓のピロシキ(商品名パルピロ)が爆発的人気を博しました。当時は、ゆで卵、タマネギ、牛ミンチ肉を、塩、胡椒味で仕上げた具を用い、揚げて作っていました。現在の日本人におなじみのカレーパンもピロシキから開発されたと言われています。
ピロシキの製法
ピロシキは基本的に小麦粉を練った生地に色々な具材を包み、オーブンで焼くか、油で揚げて作ります。ロシアの家庭料理では焼いて作るのが主流ですが、日本の場合は揚げたものが主流で、出来上がり生地はカレーパンのようなものが一般的です。ロシアに近い北海道にあるロシア料理店では、ロシア同様、焼いて作るタイプが食べられるそうです。
ピロシキについて興味を持っていただけましたでしょうか。
次回はピロシキの中に入れる具材について触れていきたいと思います。
では、お読みいただきありがとうございました。
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