クネッケブロート〜スウェーデン発祥のパン〜
  1. クネッケブロート〜スウェーデン発祥のパン〜

世界のパン図鑑

クネッケブロート〜スウェーデン発祥のパン〜2018.05.08

クネッケブロートは、IKEAフードでも買うことのできるパン。スウェーデンではメジャーな食べ物で、クラッカーのようなカリカリとした食感が人気です。
今回は、約500年前に発明されたとされる北欧の伝統的なパン「クネッケブロート」の特集です!

水がおいしいから、パンもおいしい

スウェーデンは湖と森の国。
国土の6割が森林に覆われ、1割は湖や川に恵まれています。未だ神秘的なうつくしい自然の残るスウェーデンは、世界でも珍しく水道水の水がそのまま飲める国
濁りのないキレイな水の国なので、そこで食べるパンは独特の風味があるけれど、おいしいのです。

深い森の残る自然いっぱいの地で、古くより伝えられてきたクネッケブロート。その名前の由来は一体、どこからきたのでしょうか?

それは「クラッケン」から生まれた言葉

「クネッケブロート」その名の由来は、「クラッケン」という言葉からきていました。

クラッケン=パリッと音を立てる
こんな意味がありました。
名前の通り、乾パンのようなパリパリとした歯ごたえが特徴です。

ライ麦は伝統の味

約500年前から存在するという、このパン。
伝統的なレシピをみると、かつてはライ麦のみで作られていたそうです。生地の中に氷を混ぜて気泡をつくっていました。
最近では、口あたりや食感をよくするために、小麦粉を多く混ぜているそうです。気泡も、氷ではなくパン酵母(イースト菌)をつかって発酵させています。いろいろ便利になって、味も食べやすいものへと進化しているんですね。

朝食にもスイーツにも変身するパン

クネッケブロートは、スウェーデンの中央部に位置し、盛大な夏至祭が行われるダーラナ地方で誕生しました。ザクザクとしたクリスピー感がおいしいですよ。
そのまま食べても大丈夫ですが、少しクセがあるので、日本で食べるならチーズなどをトッピングして、アレンジするのがオススメです。

朝食にもスイーツにも変身するパン

クネッケブロートの、おいしいアレンジを集めてみました。
スライスチーズにきゅうりを乗せたり、ハムやアボガドを乗せたり。苺ジャムやマーマレードを乗せれば、異国スイーツに変身です。
食物繊維とミネラルたっぷりの、ヘルシーなパンなので、朝食で食べてもよさそうですね。
クネッケブロートはとても日持ちがするので、保存食としても最適。いろいろなアレンジで、食べておいしいパンなのです。

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