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給食のコッペパン特集2017.08.09
コッペパンと聞いて何をイメージしますか?
給食で食べた思い出や、子ども達の人気メニュー! というヴィジョンが浮かびますね
そして「レトロ感、懐かしさ」も感じます。今回特集のコッペパンはなんと大正8年に開発されたそうです。早速コッペパンの歴史を紐解いてみましょう!
コッペパンが給食に登場!
コッペパンを外国発祥のパンだと思っている方は、いらっしゃいませんか?
実は日本オリジナルのパンなのです。
コッペパンはアメリカでパンの製法を学んだ「田辺玄平」の手によって生まれたと伝えられています。時は大正2年、東京上野に食パン専門店「丸十ぱん店」を創業した田辺玄平は陸軍糧食の嘱託となり、大正8年にコッペパンを初めて作りました。
しかしパンそのものが日本各地に広まったのは、戦後アメリカから援助された小麦粉と脱脂粉乳を使った「コッペパン」が給食に出されるようになってからです。少し時がかかりましたね。
コッペパンは栄養もあり、手軽に食べられるパンの代表として日本の子供達の食生活を支えつづけてきたのです。
コッペパンの由来
コッペの語源は2説あります。
「切った」という意味のフランス語「coupe」が語源である説と、「山形」という意味のドイツ語「Koppe」から由来している説、この2つがあります。
諸説調べてみたところ、フランス語説の方が有力で、コッペパンは切れ込みが入っていないことを除けば、フランスのパン「クッペ」と形も名前もよく似ています。
みんな大好き揚げパン
小さい頃、給食の揚げパンは人気No.1メニューでした。今は昔なつかしい揚げパンや昭和の給食メニューも、ネットの通販でポチポチと購入できるそうですよ。
さて、揚げパンが給食に調理パンとして登場したのは、1960年後半の頃。
コッペパンを油でカリッと揚げて、砂糖をまぶした揚げパンは子ども達の大人気メニューへと出世しました。
なお、地方によって給食に登場するコッペパンの味は異なるようです。筆者の住んでいた岐阜では、揚げパンにきな粉をまぶしたものが定番でしたが、調べてみると首都圏では揚げパン=ココア説がありました。
黒糖きな粉や、なにもつけてないシンプルな揚げパンが存在した地域もあるそうで、
各地でいろいろな種類の揚げパンがあるのには、驚きました。
また最近の子どもの給食メニューには、抹茶やチョコレートの揚げパンなども登場しているそうですよ、
コッペパンのバリエーションは今なお、時代とともに進化しているのです。
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