ボーロレイ特集vol.1〜ポルトガル発祥のパン〜2016.12.29
ボーロレイとは「王様のケーキ」という意味があり、ポルトガルでクリスマスから王様の日(1月6日)まで食べられている伝統的なお菓子で、見た目もクリスマスらしい可愛いパンです。

形は王冠をかたどっていて、表面は宝石を飾るようにフルーツのシロップ漬けとナッツできれいにデコレーションされています。ポルトガルではクリスマスのケーキとしても食べられていて、小さなおもちゃ(当たり)とそら豆(はずれ)を中に入れて、プレゼントに当たった人は幸運が来るとされ、そら豆に当たった人は次回ボーロレイを買う役目になるという遊びもあります。
ポルトガル発祥のパン

ボーロレイはずっしりと重みがあり、さらに日持ちがするので、クリスマスシーズンに長く食べられていますが、他にもポルトガルでクリスマスに食べられる甘いお菓子はたくさんあります。
ポルトガルの郷土菓子は卵黄を多く使うのが伝統とされています。ポルトガルの首都リスボンのパティスリーは黄色いお菓子が陳列され、ショウケースはまぶしいほどの黄金色になっています。
ここでクリスマスにも食べられている郷土菓子のひとつ、フィオス・デ・オヴォシュをご紹介します。
フィオス・デ・オヴォシュ

卵黄をふんだんに使ったフィオス・デ・オヴォシュは、福岡の銘菓「鶏卵素麺(けいらんそうめん) 」の元祖と言われています。
「鶏卵素麺(けいらんそうめん) 」は、安土桃山時代にポルトガルから長崎に伝わったのが始まりとされています。
カステラや金平糖などポルトガル由来のお菓子は数多くありますが、「鶏卵素麺(けいらんそうめん)」はポルトガル郷土菓子の原型を留めていますね。フィオス・デ・オヴォシュはポルトガル語で「卵の糸」という意味があります。クリスマスだけでなく、結婚式や洗礼式にも食べられています。
このフィオス・デ・オヴォシュはそのまま食べるだけでなく、ケーキのデコレーションにも使われているので、ボーロレイの上に乗せることもあります。なんとも豪華ですね。
ポルトガルのパンと言ってもピンとこない方も多いのではないかと思いますが、調べてみると個性的なパンがいろいろあるようですね。次の機会また新たなポルトガルのパン探しをしてみたいと思います。
では、今日はこのへんで。
お読みいただきありがとうございました。
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