アエーシ 〜エジプト発祥のパン〜2017.11.22
エジプト料理には必ずといっていいほど付いてくる、アエーシというパンがあります。
お米があってもアエーシも出てくる程、エジプトではお馴染みのパンです。
ここでアエーシについて、ご紹介しましょう。
パン作りの壁画が残されていた

古代エジプトの豪族たちの墓には壁画があり、そこには紀元前2世紀頃に描かれた、パン作りの様子が残されています。
エジプトでのパン作りは起源が古く、レストランを覗くと大きな炭火焼きの窯があり、アエーシを焼いています。また市場では街中いたるところでアエーシを売っていたり、板にたくさん積んだアエーシを頭に乗せて運ぶ自転車や女性を見る事ができます。
出来立てのアエーシは熱々なので風を通しているそうです。それくらいエジプトでは日常として馴染んだパンなのです。
http://blog.his-j.com/cairo/2012/06/11276720672.html
命を支えるパン、アエーシ

アエーシには「命を支えるパン」という意味があり、エジプトでは主食として食べられている伝統的な丸いパンです。イーストを使用しておらず、小麦そのままの風味を楽しむことができます。高温の窯に入れて瞬時に表面を焼き上げるので中の蒸気が逃げずに焼きたては膨らみ中はピタパンのように空洞になり、具を挟んだり詰めて食べられるようになっています。もちろん、スープやペーストなどを掬って食べることもできます。シシカバブ(羊肉の串焼き)や、ターメイヤ(豆のコロッケ)、野菜などが具として一般的です。スーパーなどでは具を挟んでサンドイッチとして売られています。
アエーシを作ってみよう!

イーストが不要で簡単に作る事ができるので、興味をもっていただけましたら是非挑戦してしてみてください。
材料(6~10枚分)
中力粉・・・270g
バター(マーガリン)・・・10g
塩・・・小1
砂糖・・・小1
水・・・160mL
スキムミルク(あれば)・・・大1
1. 材料をこねる。
2. 30~40分くらい寝かせる。
3. オーブンの余熱開始。温度は200℃以上。
4. エジプトサイズなら10等分、スーダンサイズなら6、7等分くらいに生地を分ける。
5. 打ち粉をして、直径15cmくらいの円形に延ばす。当然エジプト風のほうが薄くなる。
6. 200℃以上のオーブンで、表面がキツネ色を過ぎるくらいまで焼けたら完成。
レシピ参考
http://jp.ndish.com/recipe/a105/
豆のペーストやグリルチキンなど、アラブ風の料理と合わせてエジプト気分を味わってみてくださいね!
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