タバチェール〜フランス発祥のパン〜2019.06.30
タバチェールは、かわいい形のフランスパン
その名前には「煙草入れ」という意味が込められていました。
このパンを焼くには、相当なテクニックが必要と言われています。今回は、フランスのパン職人を唸らせた、クラッシックなパン「タバチェール」の特集です!
外はカリッと、中はふわふわ
成形がとても難しいと言われるパン、タバチェール。
焼きあがった時に、この上のフタのような部分がうまく折り曲がらなかったり、発酵途中で割れてしまったりと、プロのパン職人でも修練がいるのだといいます。
ふつうのパンとは違い、準強力粉やモルトパウダーをするのも特徴のひとつ
材料は、小麦粉と塩、水、サラダ油を少しだけ使います。材料はシンプルなのですが、このコロンとした形に帽子を乗せたようなデザインにするのが難しく、テクニックが必要となります。
ですから、日本でタバチェールを売っているパン屋さんを見かけたら「腕のいいパン職人がいる」と思って、間違いはないでしょう。コロコロした見た目だけど、実力の必要なパンなのです。
カリカリとふんわり、2つの食感
タバチェールは2つの食感がたのしめるパン。
上のフタのような部分は、カリカリ
下の丸い部分はクラムが多く、ふんわり
2種類の食感があじわえて、お得なんですよ。
タバチェールには小麦の原種である古代小麦「スペルト小麦」が配合されていました。スペルト小麦って、耳慣れない言葉ですね。一体なんなのでしょうか?
スペルト小麦は古代の穀物
スペルト小麦とは、小麦の原種です。
人工的な品種改良をほとんど施していないので、とても強い品種の小麦。なので、健康にいい小麦といわれ、近年見直されつつあります。
特徴の一つとして、小麦アレルギーを発症しにくい品種なんですよ。ヨーロッパの30年間の経験値によれば、小麦アレルギーを持っている人が食しても85〜90%は発症しませんでした。
ただしグルテンフリーの食材ではありませんので、食べる前に医師のアドバイスは受けてくださいね。
小麦の原種らしく、素朴なあじわいが楽しめますよ。スペルト小麦をふんだんに使った、かわいい形のフランスパン「タバチェール」。サンドイッチにすればボリュームのあるサンドに変身しますし、いろいろな調理法で愉しんでみてくださいね♪
RECOMMEND
おすすめ記事
-
ゼロから知りたい!どら焼きの秘密2020.04.03
-
空海が伝来!蒸しパンの歴史〜中国発祥のパン〜2019.02.01
-
世界一のピッツァ職人監修の味を、カメリヤで!2022.08.18
-
夏目漱石も糖質制限を!カメリヤの低糖質パン2022.08.12
-
130年前からパン食い競争があった!2018.11.01
RANKING
ランキング
CATEGORY
カテゴリ
Copyright © 2019 愛知県名古屋の業務用パン・卸専門の株式会社カメリヤ
All Rights Reserved.