イギリスパン特集vol.1〜イギリス発祥のパン〜2016.11.03
イギリスパンは日本の食卓でおなじみの食パンに形状がよく似た山型のトースト・ブレッドです。
明治初期に日本へイギリスからこのイギリスパンが伝わったことが、現在の食パンのルーツとされています。
イギリスパンの歴史
もともとイギリスでは、フランスパンのブールのような平らな「ローフブレッド」が主流でしたが、産業革命で人の活動が活発化してきたため、パンを効率よく焼く必要が出てきました。そのため、生地を型に入れて上に膨らますことにより、窯に多くのパンを同時に焼くパンの大量生産が始まったのです。
当時から使用された小麦粉は、北米から輸入された高タンパクの小麦を使うため、パンはとても柔らかかったそうです。
イギリスパンと食パンの違い
イギリスパンと食パンの違いは、食パンの形のよるものが多いと言われています。見た目は日本でもおなじみの食パンのような形状でも、主に「角食」と「山食」で分けられます。
「角食」は、角が角ばっている長方形の食パンです。「山食」は、てっぺんが山のような丸いコブができているのが特徴です。日頃スーパーに行けばどちらも並んでいますが、この形の違いは焼き方の工程にあります。
蓋付きのパン型で焼き上げる食パンを角食と呼び、焼型にフタをしないで焼き上げることによって気泡が大きくふわふわになるのが山食になります。一般的に角食が食パン、山食がイギリスパンに分類されます。
正方形のタイプの「角食(角型食パン)」と山型タイプの「山食(山型食パン)」の違いを覚えたら、スーパーに行ってどれが食パンで、どれがイギリスパンか見分けがつくと思います。
ちなみにイギリスで一般にトーストとして食べているのは
日本の食パンの10枚切りにとても近いものとなります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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