イタリア発祥のパン〜コロンバ〜2018.01.07
イタリア発祥のパン、コロンバ。
正式名称は「コロンバ・パスクワーレ」
イタリアではキリストの復活祭に食べるパンとして有名なのです。
今日はおおくの伝承を秘めた、コロンバについての特集です!
鳩の形をした復活祭のパン
コロンバは、キリストの復活祭に食べるパン。
この復活祭の日、実は毎年変わるのです。
2018年のパスクア=復活祭
は、4月1日の日曜日になります。
復活祭の日は、325年のニカイア会議で定められていて、毎年「春分の日の後の最初の満月の日の次の日曜日」と、決められています。カトリック教徒が大半を占めるイタリアでは、復活祭の日はとても大切な日。
当日の教会は、たいへんに盛り上がります。メインディッシュは子羊のごちそう。そして今回の特集、鳩の形をした伝統のパン「コロンバ・パスクワーレ」を食べるのです。
3時間食べる!復活祭の料理
コロンバは、パンの生地にオレンジピールを練りこみ、鳩の形をした紙の型に入れ、アラレ糖やグラス記事をトッピングして焼きあげます。本場イタリアでは、復活祭の日に食べるデザートして愛されており、味はほんのりスイートで、自然な口あたり。おいしいです。甘いドリンクと合わせて食べられています。
イタリアの復活祭では、前菜からデザートまで盛りだくさんな料理を、なんと3時間もかけて食べ続けるのだそうですよ。中には4時間かかる料理もあるのだとか。すごいですね!
復活祭の日をイタリアで楽しむなら、胃もたれしないように胃薬が必須になりそうですね。
戦争を終わらせた、鳩のパン
「コロンバ・パスクワーレ」
その名前の由来を、ひも解いてみましょう。
コロンバ=鳩
パスクワーレ=復活祭
こういった意味がありました。
鳩の形には、復活祭の象徴の意味があるとも、聖霊の意味があるとも伝えられています。
その起源はとても古く、中世の時代まで遡ります。
西暦572年、ロンバルディア州のパヴィアに住んでいた菓子職人が、侵略にやってきたランゴバルト族の王に和解を求めて、鳩の形のパンを献上しました。これにより平和が約束されたのです。
この歴史から、鳩の形のパンは=平和のシンボル
とされました。コロンバというパンは、歴史を変えるほど大きな役割を果たしたのです。
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