パン・オ・ショコラ〜フランス発祥のパン〜2017.07.17
フランス発祥の菓子パンといえば、「パン・オ・ショコラ」を思い浮かべる方も多いでしょう。今や日本のパン屋さんのほとんどで売られている、定番かつ人気のパンです。今回はその「パン・オ・ショコラ」について詳しくお話ししていきましょう。
パン・オ・ショコラとチョコクロワッサンの違い
同じクロワッサン生地なので混同してしまうこともありますが、パン・オ・ショコラは
「四角い形に成形したクロワッサン生地の中に、二筋のチョコレートだけが詰められている」
という定義があります。
もちろん、その上に粉砂糖をまぶすなどのアレンジが加えられている場合がありますが、チョコクロワッサンとは形も違いますし、チョコレートの配置も違いますね。チョコクロワッサンは一筋です。ですので、パン・オ・ショコラとチョコクロワッサンは似て非なる物ということになります。
フランスではどのように扱われているか?
パン・オ・ショコラというのは「チョコレート入りのパン」という意味です。ですので、クロワッサンの隣で売られていることが多く見受けられます。また、温めながら売られていたり、注文後にオーブンで温めながら売ってくれます。
このよう心遣いはパン文化が根付いている国だからこそ、でしょうか。そしてこのパン・オ・ショコラは朝食はもちろん、午後のおやつとしての定番で、学校から帰ってきた子どもたちが夕食までのおやつとして好んで食べることが多いです。
南フランスではパン・オ・ショコラではない?
パン・オ・ショコラという呼び名はフランス全土ではなく、北フランスで主に使われています。南フランスでは「ショコラティーヌ」という呼び方で愛されています。
これは「フランスで二つの言い方がある」というわけではなく
「地域によって違う言い方がある」というニュアンスの方が近いです。
こだわりを持っている方は、その地域に合った呼び方でないと受け取ってくれない方もいるそうなので、注意しましょう。
その他の国でのパン・オ・ショコラ
日本と同じく、パン・オ・ショコラは各国で愛されています。アメリカ合衆国ではフランスと同じく朝食の定番であり、中のチョコレートがとろけるほと温めることもあるとか。そしてイランではスーパーやコンビニエンスストアでパック売りされているのが大半です。
もちろんパン屋さんでも売られていますが、このパック売りされたものが
学生の手軽な朝食として人気だそうです。
このように世界で愛されているパン・オ・ショコラ。
久しく食べていない皆さんも、手に取ってみてはいかがでしょうか?
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