シネマ飯 〜パンの出てくる映画とドラマ〜
  1. シネマ飯 〜パンの出てくる映画とドラマ〜

パンの知識・教養

シネマ飯 〜パンの出てくる映画とドラマ〜2017.07.30

皆さんは映画はお好きですか?映画に出てくる食事シーンや調理シーンはなぜかとても美味しそうに見えるのが魅力的ですよね。
今回はパンが出てくる映画にスポットを当てて紹介していきます。

かもめ食堂(2006年)

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ主演の映画です。監督は萩上直子。2007年の第28回ヨコハマ映画祭で第5位を獲得しています。群ようこの同名作が原作です。
小林聡美演じるサチエがフィンランドの首都・ヘルシンキで「かもめ食堂」という日本食食堂を営んでいるものの、地元民から敬遠され、閑古鳥が鳴いているというところから話は始まります。

かもめ食堂のメインは「おにぎり」というポリシーを持っているサチエでしたが、
周囲の助言やアドバイスにより、思い切ってシナモンロールを焼いてみたところ
その日を境に少しずつ客が入るようになる……というストーリーです。

シナモンロールはフィンランドではおなじみのパンです。日本食の定番・おにぎりと、フィンランドの定番・シナモンロールをリンクさせてストーリーが進んでいく、見ているだけでお腹がが空いてくる映画ですね。

またこの映画は飯島奈美さんがフードスタイリングを担当しており。パンや食べ物の見せ方にもこだわっています。だからこそあのような魅力的な絵ができあがっているのでしょうね。

しあわせのパン(2012年)

原田知世、大泉洋主演の映画です。監督は三島有希子。原作はなく、オリジナルストーリーですが、北海道洞爺湖町月浦地区にある実在する店がモデルになっていて、全てのシーンが実際の店舗と北海島で撮影されました。

北海道での先行上映だけで映画観客動員ランキング第20位を記録し、その後の全国公開では47スクリーンという小規模上映ながら、映画観客動員ランキングで第10位を記録しました。知る人ぞ知る、名作です。

東京から北海道の洞爺湖湖畔に移り住み、小さなオーベルジュ式のパンカフェを営む原田知世、大泉洋演じる夫妻と、そこに訪れる人々とのふれあいを描いたストーリーです。四季で話を四分割し、ミニストーリーが4つ展開されます。

その合間合間に出てくるパンがとても美味しそうに見えていて、映画に花を添えています。
パンカフェが舞台だから当たり前かもしれませんが、見ているだけでパンの香りが
漂ってきそうな映し方は必見ですよ。

パンとスープと猫日和(2013年)

引用元:wowow

こちらは映画ではなくWOWOWのテレビドラマです。
小林聡美主演で、監督は松本佳奈。群ようこの同名作が原作です。先ほど紹介した「かもめ食堂」と原作者、キャスト、スタッフが共通しています。漂う雰囲気や空気感も似ています。

ストーリーは小林聡美演じる主人公が、母が営む食堂を改装し、パンとスープだけがメニューのお店を開店するところから始まります。そこに加わる一匹の猫。そして楽しく優しく接してくれる商店街の人々や、
訪れるお客さんとのふれあいストーリーです。ゆったりとした時間が流れているドラマで、そこに登場するパンに目を奪われてしまうこと間違いなしでしょう。

またこのドラマも飯島奈美さんがフードスタイリングを担当しており、食べ物を描くことへのこだわりを強く感じます。

今回は日本発の作品を三点紹介しましたが、他にも日本国内の作品はもちろん、海外作品でもパンが出てくる作品はたくさんあります。美味しいパンを片手に映画鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。目と舌で楽しめて、とても幸せな気持ちになると思いますよ!

カメリア亜紋度ラスク bnr

arrow

愛知県名古屋で約50年の
業務用パン・卸売の老舗パン屋 株式会社カメリヤ