知りたい!ハイジの黒パンと白パン
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Let’s パン Life!

知りたい!ハイジの黒パンと白パン2017.06.11

名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」の劇中にでてくる
「白パン」を知っていますか?
ハイジのストーリーでは、大切なエピソードの一つです。
幼い頃、あの白パンに憧れた人も多いのではないでしょうか?
今日は「ハイジの白パンと黒パン」について、詳しく調べてみました。

あの白いパンに憧れて

ここでハイジを知らない人のために、白パンと黒パンについて、ざっくり説明いたしましょう。
作中、ハイジが大好きな盲目のおばあさんがいます。
このおばあさんは歯が悪く、固いものが苦手なのでが、アルプス農家での主食は黒パン。
このおばあさんが毎日食べていた、固いパンが「黒パン」です。
ハイジがお金持ちなクララの家で食べた、柔らかいパンが「白パン」です。

固いパンしか知らなかったハイジは、ふわっふわの柔らかい白パンに驚きます。いつか山へ帰った時、おばあさんへのお土産にしようと決心し、食事のたびに持ち帰り、タンスの引き出しにこっそり白パンを隠すのです。
ここからまたドラマティックな展開が続くのですが、この白パンが物語の切ないエピソードを担っています。

黒パンは斧でないと割れないほど固い

調べてみたところ、アルプス農家の「黒パン」は本当に固く、斧でないと割れないほどの固さだという記述がありました。
本当に固かったんですね! エピソードに偽りなしです。
あまりに固いので細かく割り砕き、ワインやスープ、水などでに入れてふやかして食べるそうです。
おばあさんじゃなくても、白パンに憧れる気持ちがわかりますね。

保存食だった黒パン

昔のスイス農家では、パン屋にライ麦を持って行き、一ヶ月分のパンを焼いてもらったのだそうです。
黒パンは、一週間もたつとカチンコチンに固くなってしまうのだとか。ナイフの刃が通らないほど固い黒パンは、保存食だったそうです。
それでもアルプスの恵みをたっぷりうけた、ヤギ乳のチーズやシチューに入れて、トロトロに煮た黒パンなら、おいしく食べられそうな気がしますね。
実のところ、本当に貧しい農家は黒パンさえも食べられなかったそうなので、作中にあるおばあさんの家は、お金持ちではないけれど、貧乏ではなかったと思われます。

貴族の食べ物、セレブな白パン

その昔、黒パンは庶民の食べ物。
白パンは、貴族の食べ物だったそうです。

白パンはコムギで作り、黒パンはライムギで作るのだとか。
「パンの色は原料による」ので、黒パンはライ麦粉じたいが黒く、白パンは原料が白いのです。

アルプス山中でも、北ドイツでも、王侯貴族や都市のお金持ちは、毎日「白パン」を食べていたそうです。
9世紀のカール大帝は、白パンを焼けるパン職人を特別待遇していたという記述がありました。本当に白パンは高級品だったのですね!
白パンはフワッフワで、焼きたてが一番おいしいのだそうです。

対してライ麦黒パンは、焼いてから3日目が食べ頃です。栄養価も高いのだとか。保存食としてみるなら、黒パンは優秀だったのでしょう。
貴族が毎日食べたくなる味、白パン。
優秀な保存食、黒パン。
それぞれにいいところがあるようです。
アニメの舞台となったスイスに想いを馳せながら、食べてみたいパンですね。

bnr

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