パンの登場するアート〜絵画〜
  1. パンの登場するアート〜絵画〜

Let’s パン Life!

パンの登場するアート〜絵画〜2017.10.07

パンモチーフの絵画は、多い。
特に、西洋美術には数え切れないほど、多くのパンが登場します。
宗教画や最後の晩餐に「パン」を食べることもあり、絵画の中にストーリーが存在し、深く意味のあるモチーフとしてパンが描かれています。
今回は、「パンの登場する絵画」にスポットを当ててみました。

ダリ 長〜いタイトルのパン絵画

引用元:together

ダリの作品に「皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン」という絵画があります。
うん、タイトルが長い。
その長さとセンスに驚愕しました。さすがサルバドール・ダリ。彼のことを「はるか昔の画家」だと思っている方が、たまにみえますが、実は1989年まで生きていました。
85歳でその生涯を閉じるまで、パンをモチーフにいくつかの作品を残しています。ご紹介しましょう。

パン籠(恥辱よりは死を!)

引用元:出典 MUSEY

おなじく、サルバドール・ダリによって描かれた作品。
テーブルの端ギリギリに、パンの籠が置いてありますね。
まるで写真のように描かれたパンは、キノコのような形をしています。「原爆が投下された日本を描いたものである」といった作品解説もありました。
ダリはこんな言葉も残しています。
「私の芸術の最終目標は爆発寸前の下渋りである。」

彼は、ただの食料を描くのではなく、たった一つのパンにたくさんのメッセージを込めました。

ルネ・マグリット パンは空中に浮く

ベルギーの画家、ルネ・マグリットはダリと共に、20世紀を代表する芸術家の一人として、歴史に名を残しました。また、夢でしかありえない風景や、奇妙な世界観を写真のように描く技法「シュールレアリズム」の代表的画家としても有名です。

マグリットの絵は教科書にも載っていたので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
窓の向こうに、フランスパンとグラスが空中に浮いている絵。
タイトルは「物の力」です。
日常に忽然と現れた、パンとワイングラス。
そこだけが時が止まったかのような絵画は、謎がいっぱいです。思わず「どういう意味だろう?」と、足を止めて考えてしまいました。絵も不思議ですが、タイトルも不思議です。

マグリットは「自分の絵画には象徴的なものは用いていないし、みんなが解釈するような意味があるわけではない」という言葉を残しました。
絵画を見た人が勝手に解釈するのは、楽しみの一つなのだという事なのでしょう。けれども、その神秘的な絵は見るものにインパクトを与え、時を超えて人のこころを魅了します。

こういったパンモチーフの美術史を紐解きながら、
パンを食べるのも面白いかもしれませんね。

bnr

arrow